前回の記事より、いくつかご質問も頂いたので
また違った例を挙げようと思います。
こちらの方は弊社から紹介し内定した方よりご紹介を頂いた。
変わった例ではあるがその人が勤務した先で転職の相談を受け、弊社を案内頂いたらしい。
そして弊社へ来社。話を聞いた。
IT会社の営業を通じて、現職へ転職。法務関連の仕事をしている。しかし会社の内部状態の不安定さから就いていたTOPの交代劇が。
予期せぬ状態はご本人にも飛び火。揃って他部署へ異動される始末。勿論、職種も営業＋雑用になってしまった。
これはかなり苦しい。
話を聞き、転職の旨受け付けたが、この「法務職」がなかなか難しい。
案件も少ない上、まだ若く経験薄の人では企業側も受けにくいようだ。
また新卒から２年で２回の転職。就業時期の短さは良い印象は与えられない。
そこで、状況も説明しながら、
『現在の職場でなんとかしのぎ、頑張れる方策はないか？』ということも敢えて薦めた。
当然ながら答えはNO。
そこで、こちらも「転職」を前提に動いてみたのだった。
こちらも苦戦しながら、１か月近く経ってしまっただろうか。
ある日、メールで近況を尋ねてみると。。。。意外な返答があった。
「この数か月、転職するっことばかり考えて毎日をシフトして動いていましたが、
案件（受け入れ先）も少なく悩んでしまっていた。そんな中、○○さん（弊社が紹介した方）との励ましの話もあり前向きに仕事をとらえるようにしていました。そうすると、以前あった社内のゴタゴタが薄れ、
少しずつではあるが昔の状態に戻ったのです。お願いしていた転職の件は一旦白紙に戻します。しばらく頑張ってみます。」
素晴らしい内容ではないか。
弊社としては「仕事」にならないが、一連の流れから彼女は何かを掴んだようだった。
もし案件がタイミングよく見つかっていたら、転職していたしその先は望む職に就いていたのかもしれない。
でも今回の事で１枚人間的には強さを付けて上がったのだと思えばそちらの方が長い人生考えるといいと思う。
全て「転職」を薦めるばかりが我々の仕事ではない。
戦いはつづく
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