SRSボクシングジム 坂本博之会長にお会いして

昨日は、提携先のアクロスタッフ 古瀬部長に介して頂き

元日本・東洋太平洋ライト級チャンピオン

坂本博之会長にお会いさせて頂いた。

 

現在は西日暮里にあるSRSボクシングジムの会長職であられると同時に

「こころの青空基金」を設立。養護施設の子供たちの支援にも熱を注がれている

 

坂本会長ご自身が「養護施設」に入所されていた。

その際の色々な心境・苦労そしてそこからチャンピオンを掴み取った経緯を持って

「人間やればできるんだ」ということ、勇気を子供たちに伝えているのです。

 

また、児童養護施設に預けられる子供の理由の約60%は「大人による児童虐待」なのだそうだ。

坂本会長はそういう歪んだ社会・大人に対しても「講演」という形で気持ちを伝えているのです。

 

坂本会長はとても穏やかで、物腰柔らかくまた非常に低姿勢な方である。

まずその姿勢にビックリする。

こちらが恐縮してしまうほどだ。

また説明の仕方、話も分かりやすい言葉を使って一言一言大切に話される。

 

「熱を持って接すれば、熱を持って返ってくる」

 

熱く生きなければいけない。坂本会長はそれを「生き様」という言葉に置き換えて説明してくれた。

「今時の若者は~」というけれど、でもそれは彼らが全て悪いのではない。本来彼らに刺激を与えなければならない我々大人がやれていない、見せれていない事の証。我々はその言葉を恥ずかしいと思わなければいけないんだ。と。

これには堪えました。

僕は坂本会長と同世代でもある。とにかく今の40、50代ががんばることが大事だと言っていました。

 

更には、「ボランティアって言葉があるが、それも上から目線の言葉なんですよね」といわれた。

一瞬 何を言われているか分からなかった。

「現在のボランティアってする人側の観点なんですよ。ボランティアしてやってるみたいな。でも、本来はボランティアさせて頂きますというのがほんと。この微妙なニュアンスを感じることが大事」

こんなお話までして頂いた。

 

会長がボクシングを始められたのは、テレビでプロボクシングの試合を見た事がきっかけ。

あの華やかなリングに立ってみたい。そう思ったのだそうだ。

児童施設に入られていたため、すぐにボクシングに通う月謝があるわけでもなく、まずは自分でできることから始めたのだそうです。

 

話は尽きない・・・・

ここまででもあっという間の1時間半である。

 

そして最後に、大津のいじめに関する事件についても感情を出されていた。

「本当に悲しいこと。しかも、分かっていたのに隠蔽していた。僕みたいな人間が一人でもいれば改善されていたかもしれない。現代では、子供は元より、大人(社会)にもいじめは起きている。昔と違ってその陰湿な内容だからこそ、きちんと大人が介入して整理しなければならないんです」と締められた。

 

会長に合った1時間は本当に速く、また考えさせられる部分を残して終了した。

 

弊社も「人材」を扱うだけに様々な「人」の問題が付いて回ります。

でもだからこそそれを解決し、何か社会に対して一石を投じることができればまた、自分も「生き様」が見せれるかもしれないと思った。

 

昨日のこの出会いは非常に大きく、今後の僕の人生に大きく反響するものとなりそうです。

 

戦いはつづく

 

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Karaki